あゝ荒野 動画をフルで!

寺山修司の小説「あゝ、荒野」が映画化され、いよいよ公開される。

実写映画化で全編、後編の2部作となっており、前篇が10月7日(157分)、後篇が10月21日より(147分)で全国で順次公開される。

どんな映画なのか調べてみましょう。そして、あゝ荒野 動画をフルで無料視聴できる方法もご紹介していきます。

 

あゝ荒野とは

1960年代に活躍した寺山修司の唯一の長篇小説を、岸善幸監督が実写化した作品で、作者の寺山はあとがきに「この小説をモダン・ジャズの手法によって書いてみようと思っていた」と書いていて、「大雑把なストーリーをコードネームとして決めて、あとは全くの即興描写で埋めていくというやり方」と述べている。

この作品は沢村新次を演じる菅田将暉と、二木健二を演じるヤン・イクチュンのダブル主演で、ひょんな事から二人が出会い、ユースケ・サンタマリア演じる堀口にしごかれながらプロボクサーを目指しながら展開する青春物語です。

新次こと沢村新次は世間に牙を剥く少年院上がり、一方、バリカンこと二木健二は引っ込み思案で吃音と赤面対人恐怖症に悩むと言う人物像。

二人がネオンの荒野・新宿でもがきながら、取り巻く環境や様々な人間模様の中で葛藤しながらも、愛や成長、宿命を感じる事ができるストーリーです。

あゝ荒野の原作者とは

この作品の作者は1983年5月4日に47歳の若さで亡くなった、寺山修司です。

寺山は、1960年代、70年代、80年代に活躍した異端のマルチクリエーターで、映画、写真、短歌やエッセイ、さらには写真や映画など、マルチな分野で才能を発揮し様々な賞も受賞し、世界的にも評価された人物です。

しかし、のぞき疑惑や模倣疑惑、作品が若者の家出を助長してしまうほどの影響を与えてしまい、社会問題化。さらには赤軍との関係を疑われてしまうなど、スキャンダルも数知れず、常に異端児のレッテルを貼られると言う一面も持ち合わせていました。

1935年12月10日に青森県弘前市に生まれ、早稲田大学教育学部国文学科(現・国語国文学科)中退で、デビュー作は、「われに五月を」、代表作は「田園に死す」があります。

数多くの文芸作品を残す反面、「書を捨てよ、町へ出よう」の様に親を捨て家族を捨てろなどと言う既成概念の破壊をテーマにした、サイケな表紙の怪しい本の作者でもあり、自らアナーキストを自負し、学生運動にゲリラ活動のアイデア提供に関しての取り調べを受けるなど、過激な面を持ち合わせた人物でもありました。

1975年の4月19日土曜日に、ある事件が起こります。

新宿駅周辺で寺山が計画した壮大な市街劇「ノック」の上演です。

許可を取ることなく、杉並区一帯30ヶ所での30時間に及ぶゲリラ的な市街劇をやったのです。

今で言う、フラッシュモブと言われるものです。

無関係な住民に手紙を送り参加を求め銭湯で突然、劇を始めたり、箱に閉じ込められた観客を遠く離れた港へ放置したり、300台のバイクを杉並の街で走らせたり、大勢の観客を連れた車椅子に乗るミイラ男が、団地のドアをノックして廻るなど、同時多発的な市街劇で、テーマは「人々の閉ざされた心をノックし意識を変革する」、平穏な日常に突然、劇が侵入し刺激を与えると言うもので、当然ながら何も知らない住民から警察へ苦情が殺到。

警官隊によって、予定していた劇を次々に中止させられ、劇団員は逮捕され、寺山も警察へ出頭すると言う前代未聞の衝撃的な事件です。

また、時代が変わった今でも斬新で刺激的な言葉も多く残しており、言葉の錬金術師と呼ばれるほどで、今なお影響を受けている人も多いでのではないでしょうか。

人気アニメだった「あしたのジョー」の主題歌も作詞していたり、競走馬の馬主でもあったりで、寺山に本業は?と質問すると、「僕の職業は寺山修司です」と常に返すなど、本当にマルチと言う言葉がぴったりくると言うより、マルチと言う言葉でしか言い表せない人物と言っていいでしょう。

どこかミステリアスな部分もあり、時に過激で、時に繊細さを感じさせる彼は、47年間と言う人生でしたが、まさに時代を駆け抜けたと言っていいと言えるでしょう。

あゝ荒野の監督とは

この作品の監督は、山形県出身の演出家、テレビプロデューサーでもある岸善幸である。

1964年生まれで、早稲田大学を卒業しテレビ番組制作会社のテレビマンユニオンに入り、同期には、映画監督の是枝裕和がいる。

学生時代に8㎜映画を作成していて、卒業後に助監督の募集などの就職活動をしたものの高倍率で夢は叶わず、一般企業の内定も取り付けてはいたものの自分の未来に迷っている中、テレビマンユニオンの募集を知り、深く考えることなく安直な気持ちで入社。

当時人気の「アメリカ横断ウルトラクイズ」に一番下のADとして参加。9か月もの間休み無しと言う大変な毎日を、トイレで泣きながら送ったと言う。

そんな中で、世の中の仕組みや人間関係を学んだそうです。その後、さまざまな人気番組の企画発案や演出デビュー、是枝裕和と共に番組のコンセプトワークに貢献。人気の「情熱大陸」のコンセプトワークにも関わっている。テレビドラマ部門や、映画部門など様々な賞も受賞していて、2012年からはテレビマンユニオンの代表取締役常務に就任している。

その後バラエティを経て、ドキュメンタリー番組の制作。

NHK「少女たちの日記帳 ヒロシマ 昭和20年4月6日〜8月6日」は岸善幸の大きな転機となる作品になったと言う。

天性の才能と具現化する実力を併せ持つ人物として、これからも良い作品を残して行くことでしょう。

あゝ荒野に演出しているキャストとは

沢村新次(新宿新次)を演じるのは、菅田将暉。幼い頃に父親が自殺し母親にも捨てられて、少年院上がりの典型的な不良で、自分を捨てた母親を恨み、不良仲間だった裕二を「ぶっ殺す」と誓いボクシングを始める。

二木健二(バリカン)を演じるのは、ヤン・イクチュン。リングネームはバリカン健二。大きな身体であるが、吃音で赤面対人恐怖症に悩んでいる。母親が亡くなり、その後父親からの虐待に会い、その環境から抜け出す為に床屋に住み込みで働いている。

君塚京子を演じるのは、木村多江。沢村新次の母親役。宮木のケアホームで働いていて、秘書兼愛人で、夫は自殺で亡くしている。

二木建夫を演じるのは、モロ師岡。二木健二の父親で、海外派兵の経験を持つ元自衛官。息子の二木健二に対し虐待を繰り返していたが、健二が家を出て行ってしまった後は、一人で孤独な生活を送っていた。

話好きな老人なのだが、アメリカの養老院で孤独を苦に自殺した人のニュースで知り、養老院に入ることをためらっている。そんな中で自身の身体に病気が見つかり、自分自身の人生や運命と向き合うことになる。

通称、片目こと堀口を演じるのは、ユースケ・サンタマリア。ボクシングジムを経営し、トレーナーでもある。元日本ランカーと言う経歴も持つ。

新次とバリカンに大きな影響を与える事になるキーマン。苦しいジム経営を支えるために、夜はホストとして働いている。

新次の恋人、曽根芳子を演じるのは木下あかり。幼い頃に震災に会い、母親とは生き別れになると言う境遇で、ラーメン屋で働く一方で売春や置き引きを繰り返し、新宿の裏でマンション暮らし。変わり者と言った感じでしょうか。

宮木太一を演じるのは、高橋和也。自らの努力で成り上がった裏街の実業家で、バックストリートビジネスマンとも呼ばれている。ケアホームを経営していて、そこで新次を雇って働かせている。ボクシングジムの支援者でもある。性的不能者で嫁へのDVをはたらく一面もある。

馬場を演じるのは、でんでん。名トレーナーで、片目から頼まれて、新次とバリカンにボクシングを一からたたきこむ。

西口恵子を演じるのは、今野杏南。女子大生で、勤務先は図書館。闇の研究会のメンバーで、あることからバリカンと出会うことになる。

山本裕二を演じるのは、山田裕貴。ボクサーで、新次の元不良仲間である。ボクサーとしては、世間の注目を浴びるほどの選手である。

 

あゝ荒野 あらすじネタバレ

原作は1960年代の時代設定であるが、あえて近未来の東京オリンピックが開催される2020年の翌年、2021年の新宿を舞台に置き換えてストーリーは展開して行きます。

一見今と変わらない風景の様ですが、微妙に時代背景を未来予想に置き換えて設定されています。そんな中で、見た目や性格が全く正反対の新次とバリカンこと健二が、些細なきっかけで出会うことになり、堀口という男に勧誘されボクシングジムの門をくぐることになります。そしてジムのトレーナー、通称片目に導かれプロボクサーを目指すことになっていく。

幼い頃に母親に捨てられ孤独を背負いながら、少年院に入るなどまさに不良と呼ばれる人生を送っていた新次。世間に反発しながらエネルギーを持て余し暴れまくっていた。

かつての詐欺仲間で兄貴分だった劉輝を半身不随にしてしまった裕二。彼は今、世間が注目するボクサーで、その裕二に対する復讐を成し遂げるために新次はボクシングへのめり込んでいく。

一方で、母親が亡くなり父親に育てられるバリカンこと健二は、吃音、赤面対人恐怖症で父親から暴力を振るわれながら生きてきた、とても内気な健二。

そんな内気な性格の内面には、大声で叫びたい、表現したい、歯向いたいと言う欲求のようなものが潜んでいる。

健二はそんな内気な性格を克服すべく、ボクシングへとのめり込んでいく。

二人は、ジムで生活を共にし過酷な練習や試合を重ね、強いボクサーへ変貌していく。

そしていつしか二人の間には不思議な友情が芽生えることになる。

新次とゆきずりで一夜を共にした芳子は、新次と同棲することになるが、芳子も震災の津波で家族を失い、東京へ出てきて孤独な境遇にある。

そんな孤独な3人が共に必要とし合い、彼らを取り巻く様々な人達との中で、人間的にも次第に成長していくことになる。

見ず知らずの人を憎み、打ち負かすことへの疑問を払拭できない健二。

自分を変えたい、そんな思いを唯一の友人である新次との対戦に意識を向けていく。

そんな中で、健二はジムと新次のもとを離れ、新次と健二はお互いが別々のジムに所属し、最後はお互いがボクシングの試合で壮絶に戦うクライマックスへ向かうことになる。

全編は、新次と健二との出会いからプロボクサーになり、栄光と挫折、さらにはお互いが別々の道をたどることになるまでのストーリーで、後編は、新次の因縁の相手裕二との対決、健二の成長、芳子と母親、新次と母親の親子の関係が展開しながら、クライマックスではいよいよ新次と健二の直接対決となって行きます。

沢村新次・新宿新次役の菅田将暉とは

1993年2月21日生まれ、大阪府箕面市出身の俳優でトップコート所属で若手俳優の中で現在一押し、テレビドラマ、映画、CMなど、大活躍中の人気俳優さんです。

演技力も抜群で評価が高く、歌唱力もかなりなもので、ソロ歌手デビューも果たしています。

2007年に「アミューズ30周年記念オーデション」に出場し、65,368人中ファイナリスト31人に残ったものの、結果落選。

翌年2008年の第21回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでも12人のファイナリストに残り、これをきっかけにトップコートへの所属が決まる。

翌年2009年からは、人気の仮面ライダーシリーズで連続テレビドラマ初出演、初主演を飾り、その後、劇場版で映画初出演、さらには「仮面ライダーx仮面ライダーW&デイケイドMOVIE大戦2010」で映画初主演を務める。

2013年、「共食い」で主演し、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

2016年、オリコン調査の2016年度ブレイク俳優1位。

2017年、NHK「おんな城主 直虎」で大河ドラマに初出演。映画「キセキ~あの日のソビト~に主演し、グリーンボーイズとしてCDデビューを果たし、ラジオ番組オールナイトニッポンではレギュラーパーソナリティを担当している。

どんどんと才能を発揮しながら活躍の場を広げていて、まさに乗りに乗っている俳優でしょう。

二木健二・バリカン健二役のヤン・イクチュンとは

1975年10月19日生まれ、韓国出身で俳優、映画監督と言う肩書きです。

公州映像大学演芸演技科を卒業し、21歳で兵役に就く。

その後演劇の世界に入り、アクターズ21アカデミーを経て俳優になる。

2002年から役者として映画へ出演し、2005年の「ながめる」で監督デビューし2009年公開の「息もできない」で長編映画の初監督となり、監督、制作、脚本、主演、編集を手掛ける。

その作品は、キネマ旬報ベスト・テン外国映画ベスト・テン第1位になり、外国映画監督賞を受賞。東京フィルメックスで最優秀作品賞、観客賞を受賞。オランダで開催のロッテルダム国際映画歳では、最優秀作品賞を受賞。

これまで数々の賞を受賞している。

 

ボクシングをテーマにした映画ということで、一見スポ根映画かと思いきや、かなり人間の深い感情や、反発、孤独、親子、社会、時代といった人間を取り巻く様々な角度から、深く感情を揺さぶられる映画となっています。

カルチャーアイコンとして現在でも多くの人の心を捉え続ける鬼才、寺山修二の原作を1960年代の時代背景から2021年に置き換え、オリンピックが終わった東京を舞台にし、再構成した作品で、東京オリンピックと言う世界的なビックイベントを終え、祭りの後の喪失感の様な雰囲気を想像し映像化した作品です。

今現在、旬と言っていい俳優、菅田将暉と、「息もできない」で世界から認められたヤン・イクチュンが、壮絶に殴り合うシーンは圧巻で、見どころ満載。

前編、後編合わせて5時間を超えるという長篇作品にもかかわらず、内容の展開もスピーディで、見る人を飽きさせることのない、中身の詰まった作品と言っていいのではないでしょうか。

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